御嶽山生還者に急性ストレス反応

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2014-10-05

2014.10.4 18:54更新 

【御嶽山噴火】
仲間の看取り、火口近くで一夜…生還者に急性ストレス反応

発見した不明者を搬送する救助隊員ら=4日午後2時36分、長野・岐阜県境(本社ヘリから、門井聡撮影)

 
 御嶽山の生還者の精神状態が懸念されている。長野県によると、災害などで大きなストレスを受けた際に不眠や心身の不調などが起きる「急性ストレス反応」を訴える人が複数いるという。突然恐怖の記憶がよみがえる心的外傷後ストレス障害(PTSD)を引き起こす恐れもあり、心のケアが課題だ。


「死んだ方が楽なんじゃないかとも…」

 「生きているのが辛いほど怖かった。死んだ方が楽なんじゃないかとも…」

 災害派遣医療チーム(DMAT)で同県立木曽病院へ派遣された信州大病院の小林尊志医師(44)は、生還した男性から心情を聞かされた。

 木曽

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