痴漢から救ってくれた男性と私と母の三角関係

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2016-10-15

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たぶん、今から私がここに書くことは誰も信じてくれないと思います。
他に言う場所もないし、でも、書くと楽になると思うので、書いていきたいと思います。

8年くらい前の話になります。
私が高校1年生になったばかりの頃です。
都内のある私立の女子校に通い始めた私は、入学して1週間も経たない頃から痴漢にあっていました。
電車に乗る場所を変えても、同じ人が痴漢してくるのです。

ある日、同じように痴漢にささやかな抵抗をしていた時に、後ろにいた男性が痴漢の手を握り、目で相手を制してくれました。
それから男性はラッシュの中で私を自然と抱き寄せてくれて、私は少し涙が出てしまいました。
男性も私もその電車の終点まで一緒で、降りる時には目礼だけして、そのまま立ち去っていきました。
以来、その男性が乗っている場所に乗る様になりました。
男性は私を常に庇うような姿勢を取ってくれていました。
次第に、私はその男性のことが好きになっていました。


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