凌辱奴隷委員長
2006-05-25
「有紀ぃー、今日はあれだから…早く帰るのよー」
「はいはいはい」
革の手提げを引っつかんで、半袖のセーラー服姿の女子高生が玄関を飛び出してく
る。肩甲骨の下まで伸びたつややかなストレートヘアが翻る。XX大付属高1年の
15歳、本田有紀は小走りに学校への道を急ぐ。まだ残暑の日差しが強い中を走る
と、すぐに汗が噴き出てくる。長い髪を横から流しただけの清潔なヘアスタイルだ
が、抜けるような白い肌と、タレントの石原さとみをきりっとさせたような美しい
、はっきりした目鼻立ちが人目を引いてしまう美少女だ。
(ああ、もう。今日は用事多すぎ)とぼやきながら急ぐ有紀は、脇からふらふらと
こぎ出してきた自転車には最初気付かなかった。
「…XX高のひと?」
急に横から声をかけられて驚いた。小走りの有紀の脇に、ママチャリに乗った高校
生らしき男がいつのまにか並走していた。
「あ…は、はい」男は寝癖ではねたセットしていない髪で、にこにこしている。