妹のシナリオ
----/--/--
三人兄弟だ。姉さんとおれとはふたつ離れていて、おれと妹は年子。
姉さんは、頭がよくて、長い髪の正統派の美形。おれはバカ。ハンドボールやってる。
妹は、成績はよくないけど、愛嬌があるキャラクター。姉さんにかなりの劣等感持ってる。髪は元気そうなショートボブってやつ。
去年のこと、姉さんが東京のいい大学に合格した。両親は大喜びで、親戚や近所じゅうに自慢しまくり。
姉さんと母さんは先に上京し、アパートを決めたり引っ越しの準備をしたりしていた。
四月になって、いよいよ入学式には、父さんも張り切って出るって上京を決めて、おれと妹がふたり家に残ることになった。
おれは高二になり、妹は高一。
その日の夕方、がらんとしたうちで、おれと残された妹はピザを取って晩飯。
妹のテンションがいつもと微妙に違う。
「こういうのもいいね、兄ちゃん。ふたりきりで晩御飯だよ」
「ああ。ピザもうまいや」
「ここのピザって、耳までチーズが入ってるんだよ。知ってた?」
「いや、そう