涼子さん
2005-07-06
ヤンキーというにはグレードが上になると思うがワシの大学4回生のときの話を聞いとくれ。
数年前の年末年始のこと、
ワシとツレのA(仮名)は就職も決まり、卒業もゼミの論文を提出してほぼOKだったので
社会に出る前に卒業旅行を計画した。だが資金がない。
そこで年末の割の良いバイトを探した、12月も半ばを過ぎていたのでなかなか良いのが無かったが
情報誌に『12/30~1/11・日給15,000円以上・店頭販売』という怪しいが儲かりそうなのが目に入った。
贅沢は言ってられない多少の怪しさは目を瞑ろうと、面接に指定されたところに行くと・・・
そこはいかつい感じの趣味の悪い色のビルで、
入り口を入ろうとすると”いかにも”という感じの毛皮を着た女性がいてワシたちを呼び止めた。
「あんたら、なんや!」
「え・・あのバイトの面接ですけど