ある冬のプチ騒動

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2010-08-22

ある日、冬の寒い日の夕方。
自分がストーブの効いた居間でくつろいでいると、家のドアが開く音が。

時間的に、父や母が帰ってくるにはまだ早い。
消去法で、妹が帰ってきたことはすぐわかった。
しかしその妹、なかなか居間に入って来る様子がない。
玄関で一体何やってんだ、などと思っていると。

「助けて!お兄ちゃん!」

それは切羽詰まった悲鳴だった!
何だ!?
慌てて玄関に行くと、そこには慌てた様子で履いている靴と格闘している妹がいた。

「どうした!何があった!?」
「靴が、靴が脱げないのよ!」
「何!靴が!」

………。
??
とりあえず妹に命の危険はないと安堵したが、イマイチ状況が把握できない。

「……どゆこと?」
「お手洗いに行きたいのに…ほどけないの!」


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