突然の訪問者
2004-09-18
俺が大学生の時の話。
夜、部屋でひとりテレビを見ていたとき、不意にインターホンが鳴った。
もう深夜の1時を回っていたので不審に思ったが、
覗き穴から見てみると、そこには見知った女の顔。
俺はドアを開けた。
「こんばんは~☆」
明らかに酔っていると思われる調子の声。
彼女は、同じ大学の友達美穂だった。
「終電なくなっちゃった。今日泊めて」
そう言うとサンダルを脱ぎ捨てて、ずかずかと部屋の中へ入っていく。
「お、おい、ちょっと待てよ」
俺の制止の声など聞こえないのか、部屋に上がりこんだ美穂は、
ベッドに腰掛けるとつけっ放しだったテレビを見始めた。
「あっ、この番組おもしろいんだよね~」
「本気なのか、ここに泊まるって?」
と