後輩の女子にくすぐり勝負を挑まれた
2019-10-03
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高校の頃、なぜか学校中で『くすぐり勝負』が流行った時期があった。
お互いに相手をくすぐりあって、先に降参させた方が勝ちという単純な遊びだ。
男子とは休み時間に何度となく勝負をした。
そんな中で1回だけ、女子と勝負をしたことがある。
勝負した女子はAさんと言って、所属していた書道部の後輩だった。
眼鏡をかけていて、控えめで地味目な印象の子。
そんな彼女が部活中、唐突に耳打ちしてきた。
「後で誰もいなくなったら、私とくすぐり勝負をしてくれませんか?」
まさかの発言に驚きつつも周辺を見渡した。
聞き耳を立ててそうな人は誰もいない。
時間帯さえ気をつければ、誰かに見られることはないだろう。
そう思い、勝負を受けることにした。
そして部活が終わってから、放課後の部室でくすぐり勝負は始まった。
しゃにむに手を伸ばし、くすぐろうとしてくるAさん。
しかしこっちは、いきなりくすぐろうとは考えていなかった。