マジすか学園4物語

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2016-10-25

出展:http://story2.ichaos.me/index.cgi?mode=novel_index&id=jurittyan47&nvno=1&view=1#gsc.tab=0

満開の桜、せめてそういったものさえあれば少しは気分が盛り上がるのだが、この学園にそんなものは無い。新任教師・斉藤祐樹はそんな状況を見て溜め息をついていた。有るのは乱雑に置かれた机や椅子である。普段は教室に正確に置かれている物だ。なのになぜか校庭に投げ捨てられている。
 朝、祐樹が出勤する際、生徒を見かける。それだけなら普通なのだがその生徒は殴り合いをしている。祐樹にとって映画や漫画でしか見たことの無い光景だった。
 
 祐樹が配属されたのは馬路須加女学園、通称マジ女。この地域では有名なヤンキー学校だった。

「おはようございます」

 祐樹は担当する2年生のクラスでホームルームを始めたが、机の上に座り大声で喋っている生徒がほとんどで、祐樹が挨拶をしても聞いている生徒など居る筈

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