ミイラ船良栄丸

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2011-05-31


「12月27日。カツオ10本つる」



「1月27日。外国船を発見。応答なし。雨が降るとオケに雨水をため、これを飲料水とした」



「2月17日。いよいよ食料少なし」



「3月6日。魚一匹もとれず。食料はひとつのこらず底をついた。恐ろしい飢えと死神がじょじょにやってきた」



「3月7日。最初の犠牲者がでた。機関長・細井伝次郎は、
「ひとめ見たい・・・日本の土を一足ふみたい」とうめきながら死んでいった。全員で水葬にする」



「3月9日。サメの大きなやつが一本つれたが、直江常次は食べる気力もなく、
    やせおとろえて死亡。水葬に処す」



「3月15日。それまで航海日誌をつけて

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