看護助手をしていたときの話
2010-08-31
もうかれこれ20年近く前のことですが、私は高校を卒業後の一時期、とある総合病院で看護助手をしていました。
そのときの体験です。
その病院には産婦人科の一部門として子供に起こる婦人科の病気を専門に診る小児婦人科があり、その道の権威で専門書も書いている先生がいたため、婦人科にかかる必要のある女の子が他県からもそこに集まってきていました。
そこでの私の仕事は婦人科にはつきもののあの内診の介助でした。
そこでの内診は砕石位または胸膝位という体位で行われ、砕石位(ベッドに横になって脚を開き、両足の太ももがお腹に着くぐらい曲げてカエルのような格好をする、おなじみの悪名高き羞恥度No.1の体位)の場合は脚を開いているところが子供からは見えないようさえぎるようなポジションを取って、先生と向き合う格好で子供の両足をしっかりと曲げて抱え込んで、処置の間局部が動かないようにすること、そして胸膝位(ベットにうつぶせになって胸は着けたまま膝を立て、脚を軽く開いてお尻を突き出す体位)では背中とお尻を上から軽く抑えるのがもっぱらの仕事でした。