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2010-03-20
「マニフェスト」なんて聞いたこともなかったのに、今や欠かせないフレーズになった。しかし、意味は“公約”という何の変哲もない、非常に期待外れで「週刊誌の袋綴じか!」と言いたくなるものでしかない。
かといってミニマム級ばりに軽いかというと、そうではない。“公約”さえ守れば雇うが与党に取って代わることは十二分に可能なのである。
こんなことがあった。小学6年生のとき、授業中に先生が中瀬という生徒に説教を始めた。
「なぜ、こんな短い鉛筆しか持ってないんだ」という『どこにスポットを当てたんだ、内外タイムスか!』という内容。ただ、あまりにも先生がしつこいので、気になって中瀬の筆箱をのぞいてみると2cmほどの鉛筆が10本近く中で蠢(うごめ)いていた。
一番長いものでも4cmくらい。先生の言い分は「短い鉛筆だと字が下手になり、そのうち書くことがイヤになり、学力低下につながる」という、風が吹けば桶屋が儲かるという言葉を作ったのもさてはお前か、と思わせる論法だった。その説教に中瀬も納得したのか「必ず長い鉛筆を持ってきます!」と力強く公約