川めし
2009-08-15
【ふるさと便り】小豆島で盆の「川めし」
2009.8.14 20:50
香川県小豆島町の別当川流域に伝わる盆の民俗行事「川めし」が14日、近くの神懸通り地区住民ら14家族、約100人が参加して行われた。辺りが薄暗い夜明け前、河原のあちこちに石積みされたかまどから炊飯の煙が立ち上り、朝日が昇るとそれぞれの家族は後片付けをして伝統に従って墓参りをした。
川めしは「盆がま」や「餓鬼(がき)めし」などとも呼ばれる施餓鬼(せがき)供養のひとつ。家族や仲間が河原や海岸、軒先などにかまどを作って五目飯や小豆飯を炊いて食べ、かつては全国的に行われていたが現在では珍しく、同町は昭和51年3月、無形民俗文化財に指定している。
同地区は五目飯を炊くのが習わしで、炊きあがった五目飯を12枚(閏