幼なじみの姉ちゃん。

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2021-02-26

 僕は古い市営住宅に住んでました。家賃は安く、低所得者がたくさん住んでいて、風紀はあまりよくありませんでした。

 小学六年の時に、隣の部屋に同い年の男の子が引っ越して来て、仲良くなりました。ヨシノブという子で、母親はいなく、三つ年上の量子さんというきれいなお姉さんがいました。父親もいましたが、長距離トラックの運転手でほとんど家にいないと聞きましたが、本当かどうかはわかりません。

 ヨシノブとは年から年中一緒に遊んでました。お互い、学力もそれほど高くなく公立の工業高校に進学しました。

 量子さんは信用金庫に就職し、時々見かけましたが大人っぽくなり、こんな人と付き合いたいなあと思ってました。

 高校三年になり、僕は就職希望でした。ヨシノブも同じと思ってると、
 「悪い、オレは大学に進学しようと思ってるんだ。」
と、言いました。
 「アホか。お前みたいな奴は公立なんてまず無理。三流私立

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