夢の3日間
2011-01-29
僕(24歳独身)には好きな人がいた。それは職場の先輩。名前は亜里沙さん。30歳の人妻だ。亜里沙さんは見た目ちょっぴり性格のきつそうなロングヘアーの綺麗な髪の美しい女性だった。時折、機嫌が悪いのかなというような時があり、そんな時は誰もが近づきがたいそんな雰囲気を持っていた。
そんな亜里沙さんと出会ったのは僕が新規採用された老人ホームへ採用のあいさつをしに行ったときだった。教育係として上司に紹介されたのが亜里沙さんだった。ちょっぴり機嫌が悪かったのか僕のあいさつに笑顔もなく「よろしくお願いします」とだけだった。初めての職場で、緊張もあったし、そんな態度をされたので初めの印象は良くなかった。職場から家に帰って友人に「なんか最悪な人が教育係でまいった。お先真っ暗」と愚痴をこぼすほどだった。
勤務初日、重い気持ちで出勤し、亜里沙さんにあいさつすると、「仕事の内容を教えるからついてきて」とぶっきらぼうな言い方で言った。初日という緊張とその言葉に恐る恐る僕は彼女の後について行った。
利用者を前にすると亜里沙さんの表情が変わった。それこそスイッチの「オン」「オフ」がわかるくらいに。