アンドレ

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2008-09-12

地方の大学に入った俺は、安いアパートに下宿し、コンビニでバイトしていた。
3回生の時だ。ある夜、忙しい時間帯に客を捌いていると、突然客の一人に、
「(俺)…、くん…?」
と声を掛けられた。
見ると170cmの俺より背が高い女だった。しかし、一瞬誰だかわからなかった。大学でそんな背の高い女に知り合いは居ない。
だが、少し考えてやっと心あたりの女性が見付かった。
「T美?」
「そう。」
「アンドレ?」
「もうw」
幼馴染みで小5の途中まで近所に住んでた同級生のT美だった。

T美
生まれた時から近所に住んでて親同士も仲がよく、幼稚園、小学校とよく遊んだ子だった。いつもクラスで一番背が高くデブでは無いが肉付きも良かった。成績はかなり優秀で、字と絵が上手く足も速かったから体育の成績も良かった。しかし反面地味で寡黙で優柔不断で表情も暗く、クラスでは一番おとなしいグループに所属していたので、身長以外は目立たない女の子だった。

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