大きいサイズ専門店にやってくるニューハーフたちと
2023-06-05
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私の妻はファッション関係の会社に勤めていた。
退職して念願だった自分の店を開くことが出来た。
と言っても、お洒落な若者向けのお店ではなく、大きいサイズの専門店だった。
理想は若い人にも受け入れられる洋服を自ら作って売りたかったのだが、現実を考えて、ある程度需要がありそうな大きいサイズの専門店に目を付けたのだ。
しかし、目立たない場所にある小さな店ということもあり、頑張ってはみたもののなかなか売り上げを伸ばすことは出来なかった。
そんな中、ある客の来店をきっかけに大きく売り上げが伸び始めた。
オネエの客だった。
新宿という場所柄、オネエやニューハーフの人が多く、大きなサイズの洋服を探すのに苦労していたのだそうだ。
妻のマリエは自らデザインも出来ることからニューハーフのステージ衣装なども依頼されるようになり、大忙しの日々が続くようになった。
しかし問題があった。
店が狭すぎて、採寸や衣装の打ち合わせをするスペースが全くなかったのだ。