病院への道

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2012-08-15

数年前に務めていた病院ってのが東北のド田舎で、 
山間にあったんだけど、ほんの少し一緒に働いてたおじさんに聞いた話。 
大分昔の事だよーと前置きしてから話してくれた。 

世間でいうお盆休み期間でも、病院に勤めてるとなかなかそういうのが取れない。 
その日もいつもどおり業務を終えて病院を出ると終バス時刻まであと15分くらいだった。 
病院を出て5分ほどの場所にある小さなバスの待合所の中は真っ暗だったので、 
真っ暗な山道の中でほんの少しだけ外灯の明かりが届く外に出てバスを待っていた。 

バスが来る方向を見ながらウォークマン(当時の事だからカセット式)を聞いていると、 
町の方から一台の車が通りかかった。 
おじさんの目の前で車が止まり、窓がサーっと開いた。 
何だ?と思っていると、中から男の人が顔をだし、 
「休みを利

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