ドラえもんの最後

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2005-10-08

第1章 出来事

それは、子供達が心おどる正月の出来事だった。。。
「のび太さぁん。羽子板で一緒に遊びましょうよ。」
「うん。やろうやろう。」
しかし、運動音痴なのび太は、あっという間に真っ黒な墨だらけの顔になった。
「よし。今度は負けないぞ。」
「えい。」
のび太が打ち上げた羽は、とんでもない方向へ飛んでいき、
大きな木のてっぺんに引っかかってしまった。
「ごめん。僕取ってくるよ。」
「あんな木に昇るとあぶないわ。あきらめましょうよ、のび太さん。」
「だいじょぶだよ。」
そういうと、少しは頼りになる所を見せたかったのか、のび太は大きな木をのぼり
始めた。
「のび太さん、降りてきて。危なくてみてられないわ。。。」
上に昇れば昇るほど、足をかける枝は細くなる。
その時である、
バキッ!!!
乾いた枝が折れる音とともにのび太が落ちた。

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