他人(ひと)の皮を被る 二話
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「なんとか上手くいったか……」
晃はソファで息を吐いた。深く眠り込んだ奈津美に起きる気配はない。
晃はその奈津美のスーツをそうっと脱がしにかかる。
ブラウス姿にすると酒の匂いが強まった。
クールな美人が頬を染めて酒の匂いをさせるのはそそる絵面だ。
さらにブラウスのボタンを外していくと、青い宝石つきのネックレスが覗く。
「高価そうだな。この石ころで何百万するんだ?」
晃が毒づいた。奈津美という人間の恵まれぶりを象徴するようだ。
晃は劣等感に苛まれながら奈津美のブラジャーを剥ぎ取った。
豊かな乳房が零れ出す。
カップはEかFか、28歳とあって少し崩れてはいるが、突き上げればさぞかし揺れるだろう。
乳輪と中心の尖りは初々しいピンクで、男の扱いに長けるイメージとはややギャップがある。
ボディラインはスレンダーだ。
縦に一筋入った腹筋はスポーツジムの女を思わせる。
海で焼いたのだろうか、肌がほどよく色