ランディ・マッスル「なら、行くしかない」

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2008-11-14

 壮絶な救出劇だった。12日昼、東京・神宮前の住宅密集地で起きた火薬爆発火災で、映画の特殊効果の第一人者、横山信一さん(60)=全身やけどで重傷=を助け出したイラン人タレント、ランディ・マッスル(41)。火中に突入したマッスルが悲惨な現場の一部始終を明かした。

 「笑っていいとも!」(フジテレビ系)や「元祖!でぶや」(テレビ東京系)などバラエティー番組で見かけた陽気な表情とは正反対の沈痛な面持ち。火災から一夜明けての取材に、「亡くなった人が出たことはとても悲しい」と語り出した。

 マッスルの所属事務所は、現場からわずか約30メートルの距離にあった。

 「ドーン! と、建物が揺れるぐらいすごかったよ」

 大爆発音がとどろいたのは午後零時半ごろ。事務所2階で打ち合わせ中だったが、すぐ外に飛び出た。「ダダダダダー!」と続いた爆発音は、イランで軍隊経験もあるというマッスルにも記憶にないほど激しかった。

 現場に駆けつけたマッスルが見たのは、ものすごい黒煙と窓から噴き出

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