ランドセル(Fir.)
2004-08-18
あの日以来、何事もなく平穏な日々が続いたていた。
それどころか直紀への虐めはあれから一切無くなり、むしり以前より幸せな
高校生活を送っている。
変わった事と言えば、ユリの帰宅時間が今までより遅くなったことと、日曜日
に朝早くからどこかに出かけてしまうようになった事が気になる位だった。
”ユリにボーイフレンドでもできたのかな。”
そんな安易な考えが直紀の頭の中に浮かぶ。が、実際はそんな単純なことでは
なかったのだ。
それがわかったのが日曜日の晩、あの事件からちょうど1ケ月経とうとしていた頃。
直紀がいつものように洗濯機の中からユリのパンツを取りだし、自分の部屋で
オナニーでもしようとパンツを鼻に押しつけた。
その瞬間、何遍も嗅いだことのあるイカ臭い臭いが直紀の鼻の粘膜に襲いかか
ったのだ。
”えっ、なんで、ユリのパンツから。”
直紀は右手で持っていたペニスを離すと、ユリのアソコを覆って