社宅物語「プロローグ」

開く
----/--/--

主人が本社への栄転となり、私たち夫婦は新しい社宅へ入りました。
そこは、マンション形式の社宅で今までとは違う高級なところでした。
入社10年前後の人たちが多く、奥さんたちの年齢も20代から30代がほとんどでした。
同年代の人も多く、すぐに友達になり新しい生活も楽しくなるはずでした。

当初から少し気になっていた事がありました。
それは20代の奥さんのほとんどが0歳児や1歳児ぐらいの赤ちゃんを抱いていました。
また妊婦の人も数人いました。偶然にしては、少しできすぎかな‥
出張の多い会社なので、主人を含めここに住んでいる旦那さんたちはほとんど留守にしています。
そのためマンションの管理組合の役員は奥さん連中が担当して運営をしていました。

引越し当初から色々とお世話になっている、お隣の智子さんは30歳で管理組合の世話役をやっていました。
そして組合長の由美さんは35歳で旦那さんは会社の係長でした。
事実上のこのマンションを仕切


お勧めの体験談