ひと夏のアバンチュール
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ひと夏のアバンチュールじゃないですけど、一人旅をして現地の少年といけない事をしました。
中学生らしい彼は私と同じくらいの背丈でした。1年生だと言ってましたかね、真っ黒に日焼けした
彼は幼さの中にたくましさを感じました。小さな漁村のペンションみたいな民宿に泊まり海の幸を堪能する。
それが本来の目的でしたが、何気に岩場を散策していたら彼が海から上がってきました。
何か網のような物を持っていたので興味が湧いて見せてとお願いした。そこにはサザエや
巻貝のような物がたくさん入っていました。紺色の海パン一つに水中眼鏡とシュノーケルを
持って肩に網をかついで歩き出す。少し一緒に歩いてお話しをしました。それどうするのとか
何年生とか。いきなりしゃべりかける私は都会からやって来た変な女くらいにか思ってないでしょうね。
私はもう三十路間近で焦りもありましたが、まだ大丈夫と自分では思ってます。仕事が楽しいのと
自由な時間を失いたくないそれが結婚を中々承諾できない理由でした。
つき合っている彼