ノンフィクション

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2005-07-17

むかし、俺には妹がいた。
少し生意気で、いつまで経っても子供で。
本当に可愛いヤツだった。
俺には妹がいた。
あの日まで・・・・・・


 その日、両親は外泊し家の中には俺と真由美の二人だけだった。
夕食も終わり、自室のベットに横になりながら俺は雑誌を読んでくつろいでいた。
 「お兄ちゃん、お風呂沸いたよ」
ドアが開き妹の声がする。
 「・・・・おぅ。」
気の無い返事をしてページをめくる。
少し間をおいて再び
 「お兄ちゃん、お風呂沸いたよ」
なおも気の無い返事をする俺。
そして、しばしの沈黙・・・・・
どかーっ
 「グェッ」
真由美のヤツがいきなり全体重をかけて馬乗りになってきた。
 「お兄ちゃんっ、オ・フ・ロ-ーーーーーッ!」
ヤンチャな笑顔を浮かべながら妹が言った。
まったく、いくつになってもやる事

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