留守番
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留守番
私が小学5年生の時、新興の住宅街に一戸建ての家を購入した。当時周辺には家も少なく、大型のスーパーがすごく目立っていたことを記憶してる。母は、そのスーパーにレジのパートで勤めていた。母は、午後3時まで働いていたので、私が早く学校が終わるときは、必然的に留守番することになる。
ある日、一人で留守番をしていると、勝手口から二人の男が強盗に入った。リーダー格の男は、目つきは鋭いが、いわいる「ちび・でぶ・はげ」で、醜さが際だっていた。もう一人は細身で長身の気の弱そうな男であった。私がいることに気づいた強盗は、「他に誰かいるか」とドスの効いた声で私に聞いた。
「他に誰もいません」と答えると、「母親はいないのか」と聞くので、答えずにいると、「殺されたいか」と出刃包丁を慣れた手つきで、私の首に近づけました。
「もうすぐ、帰って来ます」と答えると、「帰って来るまで待つか」ともう一人の男に同意を求め、男に「このガキ縛っておけ」と命令し、私はガムテープで、後ろ手に縛られました。
男は、リビングのテレビを見つけ、持っていた鞄から取り出したビデオカメ