ずっと片思いしていた若い英語の先生と・第2話

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2018-03-17

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「やっべぇ!」

目を覚ますと時計の針は午前九時を回っており、ボクは慌てて歯を磨き、顔を洗うと一番マシなトランクスを選ぶと穿き替えて駅へと向かった。
寝坊をしたのは自分のくせに、ボクは電車が各駅で停まるのを呪った。
ようやく目的地に着いて駅の階段を駆け下りると、ハザードをつけた車のドアにお尻をつけて凭れ掛かっている先生の姿が見えた。

「来ないのかと思ったじゃないの!」

腕組みを解きながら先生が言った。

「すみません・・・」

声をフェードアウトさせるように首でお辞儀をしながらボクが言うと、先生はようやく笑顔を見せてくれて、助手席に乗り込むようボクを促した。

「お姉ちゃんね、最近好きな人ができたらしいの」

玄関の鍵を開けながら先生が言った。

「奥さんのいる人とは違う人ですか?」

言ってしまってから余計なことを言ったと自分の口を呪った。
けれども先生は気にする風でもなく話を続けた。

「うん、でも、そのお相手という


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