彩子との遠距離恋愛・シーズン3「2002年夏」

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2013-10-26

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―――2002年夏

彩子は8時頃に電話をかけてきました。多分。

詳しい時間は覚えていませんでした。
彩子は電話が繋がるとすぐどこかに置いたようでした。
最初言っていたようにベッド横の隠れてる部分に置いたんだと思いました。
彩子は本当に山下が来る直前に俺に電話をしていました。

なんか、遠くに離れている所為か。
俺は今まであんまり彩子と山下が会っているというのに現実感を持っていませんでした。
嘘つかれていると言うのでもないんだけど山下と会ったんだ・・そっか。
って言うような感じで。
なんとなく会っているイメージが湧かないというような。
もちろん凄く嫉妬してたりしていましたが。
でもなんか本当に会ってるの?という風に思っていた部分もありました。
山下は3分としないうちにやってきたようでした。
バタバタした音がした後、誰かが入ってきたようでした。

山下「ういーす。疲れた・・」


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