脳内彼女
2010-08-09
大戦中にドイツ軍の捕虜収容所に居たフランス兵たちのあるグループが、
長引く捕虜生活の 苛立ちから来る仲間内の喧嘩や悲嘆を紛らわすために、
皆で脳内共同ガールフレンド(?)を 作った話を思い出した。
・・・そのグループが収容されてた雑居房のバラック、
その隅に置かれた一つの席は、 13歳の可愛らしい少女が
いつも座っている指定席だった。(という、皆のイメージ)
彼らグループの中で、喧嘩や口論など紳士らしからぬ振る舞いに
及んだ者は誰であろうと、 その席にいる少女に頭を下げ、
皆に聞こえる声で非礼を詫びなければならない。
着替えの時は、見苦しい姿を彼女に見せぬように、その席の前に目隠しの布を吊り、