東奥日報のニュース
2006-06-30
思春期の男の子と女の子が一つの教室で着替え?―。青森市内の中学校が男女を同室で着替えさせていることが波紋を広げている。きっかけは二十日付の本紙明鏡欄。市教委が同日、市内全二十一校に緊急で聞き取り調査した結果、九校が男女同室着替えを恒常的に行っている実態が分かった。学校側は着替え時間の制約、更衣室の狭さなどを理由に挙げる。一方、中学生の保護者は「やっぱりおかしいと思う」「空いている教室を使えばいいのに」と不満をあらわにする。
男女の同室着替えを長年行ってきたある中学校の教頭は「体育館の横に更衣室があるが、狭い。クラス全員で着替えに行った場合、無理がある」と施設面の問題を強調。さらに「休み時間では間に合わないなど時間の制約もある。急いで着替えなければということで、慣例