出会い・再会・そして…

開く
2007-10-15

中学までの俺の人生はサッカー一色だった。
当時の夢は実業団でプレーする事だった。(Jリーグ発足前です)
中3の夏、全国大会前の練習中にアクシデントが俺を襲った。
診断書に書かれたのは左足首靭帯断裂・同骨端線離乖(骨の成長点が裂ける事 ようするに骨折)だった。
2度の手術と厳しく激しいリハビリも必死で耐えた。
そんな俺に突きつけられたのはユースチームへの昇格不可という夢も希望も失せてしまうほど酷なものだった。
ワルばかりやっていた幼馴染とつるんだりした。暴走行為にも参加したりもした。
そんな事で鬱憤を晴らそうとしていたのだと今になって思う。
しかし、いまいちワルに成りきれなかった。

俺は商業高校に進学した。新設された学科に興味を持ったからだった。
その学校で雪乃と出合った。一目惚れだった。
彼女は2コ上の野球部のマネージャー。小柄で色黒。短めの黒髪と白い歯がこぼれる笑顔が素敵な人だった。
野球部の入部希望者と間違えて声を掛けてき

お勧めの体験談