夜の玉掛(たまかけ)合図講習

開く
2009-05-21

草薙オペレータ:「J工場長!、いったいなにをっ!」

J工場長:「草薙君、私は自分を偽りたくない。正直にありたいんだ。」


リーマンショック以降の景気後退~大減産により、計画休止中の某大手メーカー工場。社員の多くは一時帰休となり、警備担当者を除けば、数名の保安要員(3交代制)しかいない。蒸し暑い5月のある日。夜勤シフトの保安要員として工場内を巡回していた
草薙(20歳)は、深夜突然現れたJ工場長に迫られていた。


草薙オペレータ:「電気室の節電についてお話があるということではなかったのですか!」



人気のない電気室の壁際においつめられた草薙は、あとずさりしながら震える声を絞り出す。設備点検リストをはさんだクリップボードはすでに床に落ち、肩からぶらさげた大形ライトにも身体の震えが伝わっている。



J工場長:「すまない、あれは二人きりになるための口実だった。巡回中の

お勧めの体験談