もじゃ
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夏休みのある日、友達の要くんから電話がかかってきた。
とても慌てた感じで「えらいもんを見た!!とにかく団地の橋まで来てくれ」と。理由を聞いても「とにかく来い!!」としか言わないので仕方なく行くことにした。
団地のはずれに橋があり,その先にスーパーがあった。要くんがスーパーから橋に来ると向こうから金髪の女が自転車に乗ってこっちに来る。
ジーンズの短パンを穿いていたそうだが、なんかおかしい。近づく女を目を凝らしてみると短パンから もじゃ とした毛が見えたと言うのだ。そんなバカな話しは無い、見間違いだと言っても「もじゃだって、凄いもじゃだって!」興奮しながら言い聞かない。
スーパーのほうに行ったみたいなので、また、ここを通るというので待つことにした。
しばらくすると向こうから金髪のヤンキーぽいのが自転車に乗って来るのが見えた。
「来た!!」と要くんが言うので、息をのんで股間を見ると、確かに見える。それも結構な量の もじゃが。
要くんが興奮しながら「どうする?!どうする!?」聞くので、僕は女を追いかけ、声をかけた。小さめの声