幼馴染のユキ・後編

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2005-01-24

後編です。
酒の勢いに任せてユキを抱き寄せたところで、一気に酔いが冷めてしまった。
目の前の自分の腕の中に納まっているのは、自分の幼馴染なわけで、
情けない話ですが、一気にパニックになってしまいました。
「Tちゃん、痛いよ。」
「え、あ、ご、ごめん」
気が付けば女の子を抱くには強すぎる位の力で抱きしめていました。
手の力を緩めると、ユキは顔を上げて
「Tちゃんとキス、しちゃったね。」と笑いかけてくれました。
「う、うん」情けないけれど、どうやらユキの方が冷静みたいです。
「ちょっと痛かったよ」
「ご、ごめん」
すると、ユキの方から手を背中に回して、ギュっとしてくれました。
正直これは、嬉しいと言うより、助かったと言う気分でした。
しばらくそのまま二人で抱き合ってました。
「Tちゃん」
「うん?」
「私のこと好き?」
「うん、久し振りに会ったのにおかしいかな。」

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