愛する人だから、このまま未婚の母になっても後悔しない
2016-04-30
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去年の梅雨も終わる頃、週2回の外来診察担当でうちの病院に赴任して来られたA先生。
パッと見た感じ年齢不詳で特別目立つ容姿ではありませんが、ガッチリとした体型と人懐っこそうな笑顔が私好みで、私はいつしかその先生の外来がある曜日は出勤するのが楽しみになっていました。
A先生はあまり社交的な性格ではないらしく、一部の先生や外来担当の看護師さんと仕事で話す以外、誰とも親しくするわけでもなく、医事課担当の私はほとんど話す機会もなく一年が過ぎました。
どこの病院でもそうかもしれませんが、外来診察だけに来る先生は交替が激しく、A先生もいつ辞めてしまうかもわからないと思うと私はとても焦っていました。
気がつくと40歳のバツイチ女が、まるで10代の少女のような片想いにハマッていました。
このまま思いも告げないでいつかは終わってしまうと思うと、毎日、胸が締め付けられそうでした。
そんなある日、何気なく読んでいた女性向け雑誌の巻末の星占いにヒントを得て、一か八か『相談があるので二人で会ってもらえませんか?』と