全裸合宿と性教育。「其の②.咲子性典。」
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当時はタブーとされていた性教育に熱心な咲子先生の開催した全裸合宿で、一日目を終えて眠りについた貴仁たち中学水泳部の一行は翌朝五時に咲子先生のホイッスルに起こされた。
咲子先生「おはよう!みんないつまでも寝てないでさっさと起きて!朝食の準備にかかるわよ!」
水泳部員たちは眠い眼を擦りながら今日も全裸の一日が始まる。
起床して洗顔の後に体育の授業時のように点呼を取り、貴仁と知可先輩のずば抜けて大きな声。
そして良介先輩のかったるい声に咲子先生は「声が小さい!」とやり直しを告げた。
朝御飯は自炊の豚汁で、ここで実家が食堂を営む家庭科も優等生の奈津子が抜きん出た腕を奮い見事な包丁捌きで肉や野菜をスパスパと切る。
味噌の入れ加減のわからぬ栄治先輩を奈津子は「これじゃ濃すぎますからぁ~…。」と諭して咲子先生と知可先輩女性陣三人でやり直しして、ほとんど奈津子が仕切るように進めたが、実に上出来の豚汁は美味かった。
それから準備体操をして、全裸でバンガローの裏山に登山にかかる。
登山と言っても3000メートル級の