「思い出は降る雪のごとく遠く切なく・・・」 7

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十四 夫婦の契り その三
    
 生まれてはじめての本物の性行為はあっけなく終焉を迎えた。
私は興奮に包まれたまま呆然として体の力を抜いて久の腹の上に圧し掛かっていた。
チン○は湯のように熱く海綿のように柔らかな久の膣に埋めたままだった。
久はそんな私の体を優しく慈しむ様に抱きしめてくれていた。
暫らく私は何も言えず身動きも出来なかった。
まさに陶然として、ぼんやりとたゆとうような夢心地だった。
   
 久も同じだったのか心地よさそうに目を閉じてじっと動かなかった。
暗い中でそんな久の表情を確かめるようにじっと見つめた。
それに気づいたのか、久が恥ずかしそうに、イヤッと言う仕草をした。
それは心底からいとおしさを感じさせる仕草だった。
久が自分より二十五も年上の女だとは全く思わなかった。
ただただいとおしい、可愛い嫁だった。
    
 私は久の頭を腕に


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