置き土産

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2007-11-19

この話は、笑えないおはなしだよ・・・

これは美菜(みな)と直子(なおこ)の忘れたくても忘れられない悲しいお話。
あれは、大学3年の夏の日のできごと・・・

友人の美菜の家の電話が鳴った。誰だろうと思って出て見ると「・・・わたし、なお。今から美菜の家に行っていい?」と泣きそうななおちゃんの声がした。

美菜にとって「なおちゃん」と言って真っ先に思い浮かぶのは、この私、尚ちゃんであった。

美菜は彼氏の家に行く用事があったのだが、尚ちゃんのただならぬ様子に「いいよ。とにかく早くおいでよ」とやさしく声をかけた。しばらくして美菜の家のチャイムが鳴った。のぞき窓から見てびっくりした。

玄関の外に立っていたのは、尚ちゃんではなく、直ちゃんだったのだ。
でも、直子も大切な友達だ。どうしたのだろうと思ってドアを開けた美菜は、またまたびっくりした。

直子が、髪の毛はガビガビ、よれよれでテロテロのへんてこりんな服を着て悲惨な姿で

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