す・・す・・好きなんです・・・6
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「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
手の平から…。
触れている体から…。
貴方を、感じる…。
ここに、大介さんが、いる…。
…私だけの、大介さん…。
…今だけは、誰にも、譲ってなんか、あげない…っ
ぎゅぅっっ。
「ん…?どうしたの…?」
「…ううん、何でもないよ…」
ぎゅ。
今だけは、離してなんか、あげない…っ。
「・・・・・・。」
会えないまま、帰る日も、あるから…かな。
前、バイトのコ…かな、の、手、触ってた…、の、見たのも、あるかな…。
…私だって、少しは、その…。…妬いちゃうし…。
「・・・・・・。」
ちゅ。
「ん…っ?」
「…大ちゃん…、もしかして、耳、弱かったりして…って、思って…。」
吐息さえ、感じさせたい…。
柔らかく…耳元で、囁く…。
「え…、なんで…?」