娘のボーイフレンドと

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昨夏、夏休みのある日の午後のこと、高三の娘の同級生、特定の彼氏ではなく、以前から男女4、5人でよく集まる仲の良いグループの一人が訪ねてきた時のことです。
 これまで、一人で来たことはなかったのですが、その日は、近くまで来たので、娘にも声だけかけるつもりだったようです。娘は補習があって、夕方まで帰りません。
 「あら、奈々はまだ学校よ。吉田君は補習ないの?」
 「あっ、そうか。僕、理系だから。すいません。帰ります」
私は、せっかくだからとひきとめて、お茶を飲んでいくように勧めました。正直なところ、かねてから彼には好感を持っていて、その時は気持ちの高揚があったのも確かです。リビングで、主に受験の話を一時間程したでしょうか。
 「そろそろ帰ります。今日はすいませんでした」吉田君は、ソファから立ちました。その後すぐ立った私との間が
狭すぎたのでしょうか。私たちの体は拳一つ分もない間を置き、見つめ合う状況になっていました。
 「


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