童貞が処女と旅行した話
2011-07-15
文中に登場する人物の名前は仮名です。
僕が北海道にある某大学の二回生だった頃の話です。
僕はそれなりに大学生活をエンジョイしていました。学究の方は良くいえばまあまあでした(悪く言うと…)が、映像制作サークルが楽しかったのです。
先輩方からも僕のつくった作品を褒めてもらえるようになったので、勢いがありました。同学年のサークル仲間とも、理想的な連携を意図通りに取れつつあったのでやりがいもありました。
そんな感じで活動に励んでいた7月頃のことです。友人である太田から土日の2日を利用して、プチ合宿も兼ね小樽へ旅行に行こうじゃないかという誘いがありました。
「女も二人誘ったからさぁ、そろそろパーッと俺達も弾けようよ」
「いいね」
その頃の僕は女の子に興味津々でした。そのせいかキャンパス内の女の子は皆華やかに見えたものです。それにも関わらず僕は奥手だったのでなかなか話しかけることができませんでした。会話を交わすことは出来たのですが声を掛けるのは大抵女の子の方からで、