雨の日は…

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2007-05-11

誰もが一度は耳にしたことがあるだろう童謡の1つに、「あめふり」ってのがある。 
僕は子供時代、その歌が嫌いで嫌いでたまらなかった。 

小学校にあがる少し前、母は僕の入学式に出席することができないままこの世を去った。 
車での買い物の帰り道、大型ダンプと正面衝突をして、ダンプの運転手ともども即死だった。 
覚えているのは人の大きさをした大きな布の膨らみと、 
それにすがりつきながら「痛かったろう、痛かったろう」と大声で泣き喚く父の後ろ姿だけ。 

あめあめ ふれふれ かあさんが じゃのめで おむかい うれしいな 
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン 

ちょうど事故で母が死んだ日も、路面が滑りやすい雨の日だった。 
この歌が雨の日の給食時間に放送で流れると 

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