絵里と千春7
2012-11-01
休日のある日、自宅で写真アルバムやビデオ映像を見ていた。懐かしい
色んな思い出が蘇る。あっちこっちで撮影した景色、バイククラブで撮った
集合写真、絵里と2人、仲間とふざけあった写真や映像もある。
そこには20代前半だけど、まだ幼さの残る顔で絵里が笑っていた。
むじゃきで、本当屈託のない笑顔。その写真、映像一つひとつの瞬間が
凄くまぶしく輝いて見えた。彼女が傍に居た事は本当なんだろうか。
時間が経つに連れ、実は夢だったんじゃないかって思う時がある。
8月に入る。強い日差しと連日の猛暑で若干夏バテ気味だったけれど、
仕事を何とか詰めてつめてお盆休みも返上。その甲斐あってお盆休み
後に有給が取れた。
出発の前週に、その時お世話になっていたバイクショップで、工具を借りて
自分でバイクを整備する。走行距離は軽く10万キロを越え、年期の入った
各パーツは傷みも目立つ。最後に結構な