名も無き羊飼い

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2008-03-12

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田舎で羊飼い見習いをしていた少女が、ある日たまたま訪れた冒険者にあこがれて、押しかけ冒険者見習いとなり都会に出てくる。

冒険者
「ここが首都ブリテインで一番活気がある第一銀行前だ。お前の故郷の銀行にはこんなに人が居なかっただろう」
少女
「あ、はい!こんなに大勢人が居るのは初めてです!」
冒険者
「しばらくはこの街を拠点にするからな。ところでさっきからごそごそやってると思えば……その後ろに引き連れてるのはなんだ?」

見れば少女の後ろには犬や猫が何匹も連なっている。

少女
「私、動物を扱うのが得意なんです。飼い慣らすのはちょっと時間がかかるけど、連れ歩くぐらいなら牧羊杖でちょちょい♪と出来るんですよ」
冒険者
「そうかそうか。じゃあ、あの通りの向こうに居る赤いやつも同じように出来るか?」

少女が振り返ると、そこには赤い鱗に身を包んだ見上げるほどの巨体の『動物』が

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