純粋

開く
2007-04-01

同じサークルで背が低くて、明るい性格も手伝ってかマスコット的な扱いを受けてる女の子がいた。
異性人気もあって、飲み会とかの集まりがあると男が群がって口々にかわいいかわいいとチヤホヤしていた。
俺もノリが悪いと思われるのがイヤだから周りに合わせて「かわいい!結婚するならA子みたいのがいいわ」とか調子に乗って言ったりしてた。
そんなある日。サークルが終わったあとだったかな。みんな先に帰っちゃって俺と女が二人取り残されるみたいな感じになった。
女が「相談があるからちょっと来てもらってもいい?」と言って来たので、バイトまで時間があったので二つ返事で承諾した。
入ったのは人がまばらな喫茶店。俺はブレンドを頼んで、彼女はカフェオレを注文した。
女はいつもと打って変わって無口だったので話も盛り上がらず、俺は居心地が悪くなりバイトを口実にして帰ることを告げた。
女は一瞬躊躇したようだったが、意を決したように「今付き合ってる人とかいるの?」と聞いてきた。
「いや、別にいないけど…」と答え、コーヒーを急いで飲み干す俺

お勧めの体験談