「種の保存」を優先する自然界では人間の生殖倫理の一夫一婦制は異例
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【夜這いは、愛すべき日本人の知恵だった】
◆◇◆◇◆夜這いは、愛すべき日本人の知恵だった◆◇◆◇◆◇
昔、「夜這い」と言う、ロマンチックな響きを持つ性風俗が日本の農漁村のほぼ全域にあった。
いや、その昔の上代の頃には貴族社会でさえ「夜這い」はあった。
夜這いこそ私の愛したおおらかな日本の性文化である。
ここで原生人類の本能的生殖行動と現代の倫理規範の矛盾をご紹介して置く。
現代日本人の倫理感覚では、「夜這い婚」の一妻多夫形態など到底理解できないかも知れない。
だが、実は「種の保存」を優先する自然界では人間の生殖倫理の一夫一婦制の方が異例である。
例えば一番人間に近い類人猿・チンパンジーなどの生殖行動を見ても判る通り、雄(オス)達は一頭の発情期の雌(メス)に順番に群がり、雌(メス)は一日