ブラスバンド部の先輩
2012-05-22
ずっとブラスバンド部でユーフォニウムという金管楽器をやっていて、今月引退したばかりです。今日はそのブラバンの合宿の時の話をします。
うちの部活は、コンクールなどの大きな大会の前になると、学校で合宿をします。あれは去年の7月の始めの事です。うちの部は2日前から合宿中でした。合宿中は午前中パート・個人練習、午後から合奏という練習内容で、その日は僕も一人で曲の練習をしていました。
その曲には僕のソロパートがあり、そのソロの部分を練習していると、同じパートでチューバをやっている、一つ上の椎名眸(ひとみ)先輩が話しかけてきました。
「タカト、休憩。ジュース買いに行こう。」
「あ、はい。いいですよ。」と、2人で校内の自販機にジュースを買いに行き、階段で休んでいました。
そして2人で「合宿はどう?」「ソロは大丈夫?」などといった会話をしていたのですが、椎名先輩がいきなり「タカトって童貞?」などと聞いてきたのです。
僕は心臓バクバクで「ち、ちがっます。」と言葉になりませんでした。