委員長とアメ玉
2013-05-20
いつも一生懸命だけどちょっと抜けてる委員長を好きになった。
ある日なんかの行事の準備で大失敗やらかして、バタバタしてて、
書記係である俺も手伝って振り回されてる内に、昼飯買い損ねました。
俺は全然苦じゃなくて、むしろ一日中いっしょに仕事が出来てうれしかった。
ミニスカートで息切らして駆け回ってる姿もかわいかった。
放課後やっと落ち着いて、さんざんお礼と謝罪を言われ。
「ごめんね、お腹すいたでしょ」と委員長が、アメ玉をくれた。
「私がバカだから、とろいから、書記君に迷惑かけてごめん」
と卑屈で泣きそうな顔になってるから俺もあわてて、
「俺、委員長のそういうとこ好きだから」
心の準備より先に言葉が出てしまって、でも嘘じゃないし、
いつかは言うつもりだったし、あーでも恥ずかしい!
とか一瞬のうちにいろいろ考えて1人あたふたし