妻亡き後の過ごし方

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6年前に25年間連れ添った愛する妻に先立たれた57歳のオヤジです。
子供達も独立して孫も2人いますが、現在は一人暮らしです。
妻の三回忌を終えた頃、やっと、愛しい妻がもうこの世にはいないんだと自覚しました。
そんな4年前、独り身の私に隣県にある関連会社への出向が命ぜられました。
私は、仏壇の妻に留守を頼むと言い残し、隣県の県庁所在地へ引っ越したのです。

私は、その関連会社で40人ほどの部下を抱えましたが、そのうち半分が非正規やパートさんでした。
出向して3ヶ月の頃、元社員で定年後にパートで勤務していた久江さんという理知的なイメージの63歳の女性が、
「奥さんを亡くされて不自由でしょう。今度、夕飯でもお作りしましょうか?」
と言うので、社交辞令と思って、
「是非お願いしますよ。」
と言ったのが始まりで、土曜の夕方、本当に私のワンルームマンションに訪ねてきた久江さんに驚きながらも、一緒に食卓を囲みました。
久江さんはバツイチで、娘さんは嫁ぎ一人暮らし、お酒も入


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