苦手なギャル女
2005-03-31
高校を卒業してこれといってやりたい事もなく、かといって大学に進む事も考えていなかった僕は調理師免許でも取ろうと思い調理系の専門学校に入った。
入学して一週間もするとクラスに自然とグループが出来てくる、やる気マンマンの真面目集団、やる気0のギャル上がり集団、おなじくやる気なしのヤンキー上がり、不思議にオタクに普通、クラスという狭い空間の中様々なグループが出来上がっていった。
誰にでも当たり障りなく関われる性格なのでどのグループでも行き来できたが僕は中途半端な
集団が落ち着くのでそこに身を置いた。
毎日のようにツレの男二人が僕のアパートに学校帰りに寄っていきバカ騒ぎしていた。
「 なぁハル?オマエの班の女可愛くない?俺ちょータイプなんだけど」「 ハァ?どっちの娘よ? 」
実習の班は男二人女二人の四人で区切られている。
「 バカ!、ナオに決ってんべ!もう一人はその…アレだ…ヤバイべ…」後々判った事だ